作家 Artists
五十音順
岡部 玄
Gen Okabe
流木とは30年余りの付き合い。拾う・ 担ぐ・運ぶ・組むの一連の行為は、弱体 化した我が身体(自然)を耕すことを主 目的としてきた。有機的な形状の立体作品をこれまで制作してきたが、2年前に、 流木で直線的な形状のものを作ったらどうなるのだろうと思い、今はそれに取り組んでいる。方形に並べた流木を固定し、持ち上げられる程度の強度に組み上がったら後は隙間を埋めていくという単純作業の連続だ。ただただ流木(自然)に拘束されている。しかし、今はその拘束さ れていることに必然性を感じている。
出来上がったものを眺めていたら、一 本一本の流木があたかも棚田の一枚一枚 に見えた。そんな訳で『耕シテ天二至ル』 と名付けた。
児玉 知己
Tomoki Kodama
子供の頃よく遊んだ砂浜の大岩、夜の遊歩道でみかけた青虫、絶えず打ち寄せる波、すっくと立つ木々、毎朝見かける 親子連れ、やけに明るい月の夜、草刈りの後のにおい、西へ向かう飛行機、深夜 ドライブで流れるM.Nの曲、布団の擦れる音、稀に仕上がる出来の良い作品、こ れらを糧に日々生活しています。
<主な展示>
2013年I氏賞受賞作家展「ふたりは“ふたりは絵画する”」 (岡山県立美術館)
2015年`17年 総社芸術祭(宝福寺 総社市)
2016年 スッチョンチョンで行く!(天神山文化プラ ザ 岡山)
2017年`19年 個展(Esprit nouveau Gallery 岡山)
2018年「アートの今-岡山 Call&Response 呼応」 (天神山文化プラザ、高梁歴史美術館、華鴒大塚美術館)
中山秀一
Suichi Nakayama
広大な自然の中で制作を続けていると、 日常で自明であった事柄がぼやけ始める 時間と向き合うことになる。僕はこのぼやけ始めた輪郭を、上や外から丁寧にな ぞることよりも、それ自身に我が身を埋 めてしまうことの方が、新たな輪郭に触れる機会に恵まれるのではないかという 誘惑に常に晒されている気がする。
<主な展示>
2012年「おきなわアジェンダ21県民会議」(名護市)
2013年「渡名喜島海岸 芸術と科学でみる」 (名桜大学 国際学群観光産業科特別授業)
2013年「テンプラ・セレクションvol.56中山秀一展」 (天神山文化プラザ 岡山市)
2014年「環と還」(名桜大学公開講座 天仁屋岬)
2015-18年「スッチョンチョンで行く!」(天神山文 化プラザ 岡山)
松本茂樹
Shigeki Matsumoto
無意識に通り過ぎていった日常の在ふれた景色たち、刻々と表情を変える景 色の記憶の断片。その中から自身の今のリアリティと共鳴するものだけを抽出し一つの画面に定着させることで、今の自分を描き留めたい。とりわけ暮れていく刻の景色は切なくこの上なくロマンティッ クで、添いとげたくなるのです。
<主な展示>
2017年「松本茂樹展」(ギャルリーくさ笛 名古屋市)
2018年「Réalité Nouvelle ~新しい写実~」(画廊 若林 名古屋市) 2018年「スッチョンチョンで行く!」(天神山文化プ ラザ 岡山市) 2019年「風景の見え方展」(豊田画廊 豊田市)
2019年「写実画壇展」(上野の森美術館 東京都)
吉本 里絵
Satoe Yoshimoto
私は、和紙の原料である楮という植物を紙に漉き、作品にしています。
楮を育てることは、野菜を育てることと変わりありません。楮は畑で肥料を与え、草刈りをし、一年かけて収穫します。 そうして刈り取った楮は、私たちの体を 作りませんが、どこか別のところを肥やしてくれていると思うのです。
<主な展示>
2017年「加藤直樹(磁器)・吉本里絵(和紙)展」(ぎゃ らりぃしをり 岡山県)
2018年「第26回国際丹南アートフェスティバル2018」(福井県) 2018年「30周年記念 第15回アート・SUN展」(天神山プラザ 岡山県)
2018年「展展」(ふくやま美術館 広島県)
2018年「鞆の浦deART」(広島県)
展示情報 information
展示会場
Place
「天神山文化プラザ」 第一展示室にて開催。
住所:岡山県岡山市北区天神町8-54
開催日時
Date
2019年9月17日(火)-9月22日(日)まで。9:00-17:00(最終日は16:00まで)。
その他
Notice
駐車場に限りがあります。なるべく公共交通機関をご利用ください。JR岡山駅から会場まで徒歩15分程度となります。
展示会場地図 map
お問い合わせ Contact
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主催:アートプロジェクト「街を耕す」実行委員会
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